7月の釣り


群馬県、渡良瀬川本流・支流でのルアーフィシングによる渓流釣り釣行記です。


’05.7.30(土曜日) 渡良瀬川支流 K川(水温16度) 曇り時々雨
今日もいつものようにお昼で仕事を終え家を出発した。外は曇り空なのだが湿度が高いのかムシムシする。もう少しで釣行先のK川・・・というところでバシャバシャと雨が降ってきた・・・「ツイてないなぁ」。 この付近は時々部分的に雨が降るので仕方ないか。
ここまで来たら他の渓に変更するのもナンだし、雨具を着込んで釣りをする決心をした。

渓沿いでは蒸気が立ち視界は10メートルと言ったところだろうか。この渓へは7月2日に来たきりだから4週間ぶりである。その時は減水が酷くシビアな釣りが要求されたが、今日はここ最近に降った雨のお陰で渓沿いの遡行が心配になる程に増水している。
適当な箇所から入渓しミノーで釣り上がるとスグに渓魚のチェイスが確認できた。しばらく遡行すると淵がありアップクロスにキャストしたミノーにまずまずのサイズがヒット・・・と思いきやフックアウトしてしまった(残念)。

次のポイントでダウンキャストしたミノーにやっとイワナがヒットした。

更に釣り上がると、ある橋の下のプールに・・・。

実は今日はココのポイントが気になっていたのだ。ある知り合いに事前に頂いた情報だと、ここのポイントで尺は優に超えるイワナが住み着いてると・・・。
今日は丁度良い感じで増水してるので、「もしかしたら・・・」という思いがあった。そっとそのプールに近付き覗き込むと・・・居た居た! 背中が真っ黒な魚が2匹確認できた。確かに尺は超えてる感じだ。しかも2匹も居たとは・・・。

それまでラインに結んであったシンキング・ミノーをキャスト! が、しかし、全く見向きもしない。やっぱりスレスレのご様子だ。 そこでルアーをスピナーに変えてみた。1投・・・2投・・・3投・・・やっと背中の白っぽい魚が反応してくれた。でも、目的の背中が黒い魚ではない。4投目・・・遂にヒット! でもイワナにしてはどうも抵抗の仕方が変・・・。

上がってきたのは・・・ナンとッ! ニジマスだった(汗) いやぁ〜ビックリした(滝汗) 「何でオマエがここに居るん?!」
一旦車の戻りポイント移動後、再入渓。途中、上がっていた雨が再び降り出した。ベストの背中に仕舞ってあった雨具を急いで着込む。

時々雷の音が聞こえるので急いで遡行しながら良さそうなポイントにルアーを打って行った。

いつもだったら絶対に釣れない・・・というポイントでヒット! シャープな引きで上がってきたのは21センチのヤマメだった。

渇水の時期では私の腕ではおそらく釣れなかっただろうこのヤマメ。決して大きくはないが嬉しい1匹だった。
再びポイントを移動し、ナゼかニジマスが3匹ヒットした。「何でココでニジマス?」という釣行だった。



’05.7.16(土曜日) 渡良瀬川支流 某川(水温16度) 曇り時々雨
前日の晩に雷を伴ってかなりの雨が降ったので、今日は渓の水量が増水しているのを期待して秘密の渓(某川)へ行ってみた。秘密の渓と言っても誰も入渓しないという訳ではないけど、少なくとも私は殆ど釣り人を見掛けた事が無い。

この川は下流部こそ渓が開けてるが、中流部以遠は木々が覆い被さり、今の時期では蜘蛛の巣が釣りの邪魔になりとても釣りをする気にはならない・・・という川だ。しかも平常の水量はチョロチョロ程度しか流れてなく、私は今まで春だけの釣り場としてここへは来ていた。

現地へは14時頃に到着。予想通りに渓の水量はかなり増水していた。

早速釣り始める。釣りの邪魔となる蜘蛛の巣は思った通り昨晩の雷雨で綺麗になっていて、周りの木々をナンとかクリアーしながら釣り上がった。

入渓した箇所は普段の水量なら小さいポイントがいくつかあるのだが、水量が増えたせいで殆ど潰れてしまっている。ちょっと増水し過ぎではある。

少々遡行したところでやっとそれらしいポイント(右写真)が・・・。結んであるミノー(SIN Minnow ST-45)のフックポイントを点検後、流れ込みへとアップキャスト。トゥイッチしながら引いてくると流れが緩やかになったところでミノーの背後をクネクネと泳ぐ魚影を発見! 直後にキラッと反転したと同時に手応えがありアワセるも残念ながらバレてしまう。
気を取り直して遡行するもミノーを追う魚影を確認できるだけで、なかなかヒットにもっていけない。そこでルアーをミノーからスプーンに交換するも状況は変わらないので再びミノーを結ぶ。
結んだミノーは今シーズンから使い出したシュマリディープ48F。

右の写真の中央にある岩の右側は流れが速く木々が覆い被さっているが、丁度カケアガリになっているので『いかにも釣れそう』なポイントだった。

白泡の中へミノーをキャスト・・・と同時にリールを素早く巻く。そうしなければアッという間にミノーは流されてしまう。白泡が切れたあたりのカケアガリにミノーが差し掛かった瞬間にイワナがヒット!
やっと1匹釣れたので気分良く遡行して行くと、ソコソコ水深があり流れ出しのカケアガリに沈み石が数個ある・・・というポイントが。

1投目・・・一番水深がありそうな中央付近でミノーが流れを横切るようにアップクロスにキャスト。思惑通りに1匹の魚がチェイスしてきたがヒットせず。2投目・・・流れ出しの沈み石の付近をトレースしてくるイメージでクロスキャスト。流芯でいきなりガツンとヒット! なかなかの引きで釣れたのは23センチのイワナ。思ったポイントで思った通りにヒットにもっていけたので気分は最高だ。

その後しばらく遡行すると間もなくで堰堤があり、その堰堤下のプールで可愛いサイズのイワナが2匹ヒットした。
一旦車まで戻り下流へ移動した。ここまでイワナばかり釣れてるのでヤマメの顔が見たくなったのだ。

あるポイントでキャストしたミノーのフックにラインが絡んでしまい、ポイントを荒らさないようにとゆっくりリーリングしてると、水面付近でクルクル回るミノーの背後から追いかけるように良いサイズのヤマメがチェイスしてきた。が、やっぱり途中でUターンしてしまった。「あのままヒットしたら面白かったのになぁ」などと思い、思わず笑ってしまった。

この後、念願(?)のヤマメの顔を見る事もできたし、渓が薄暗くなってきたという事もあり竿納しようと思い車まで戻る事に。

マウスカーソルを乗せると写真が変わります
車まで戻る間にふと今年の春の事を思い出した。その日は良いサイズの魚をバラシてるのだ。「今日の水量ならソイツが釣れるかもしれない」と思い、そのバラシたポイントに一番近い箇所から入渓し、良さそうなポイントのみルアーを打ちながら足早に遡行して行った。

バラシたポイントに到着し、慎重にキャストを繰り返すが何の反応も無い。水深がかなりあるのでスプーンに交換して底を通すも反応無し。既に辺りは偏向グラスを掛けていては見えない程に暗くなってきた。引き返すのもナンなので、このまま良さそうなポイントのみ打ちながら遡行して行って林道へ上がれる箇所から撤退する事にした。

林道へ上がれる箇所付近までたどり着くもその間チェイスすらなく、「ここで釣れなかったら終わりにしよう」と思ったポイントへ数回キャストするも何も反応無し。

普通ならこの時点でこのポイントは諦め遡行するところだが、このポイントは本日最後のポイントという事でさらにキャストを繰り返すも既に半分諦めモードではあった。

「もうダメだな・・・こりゃ」と思いつつキャストしたミノー・・・リーリング開始が遅かったせいかポイントを通り過ぎてしまったのでリールのハンドルを素早く巻いた。いつもより早く泳ぐミノーが私の目の前に来た瞬間! 何処からともなく背後から大きな魚が物凄い勢いで追って来て、ミノーが水面から飛び出すと同時にその魚は大きな口を開けて飛びついた!!! ヒット?! ミノーに飛びついた魚は水面に落ちたがゴンゴンと魚が暴れる手応え?が伝わってきてる。なんと水面上でヒットしてしまったらしい(笑) リールを巻く事なくゴボウ抜きしたイワナを見て「デケェ〜」と思わず叫んで(?)しまった。 精悍な顔つきの28センチのイワナ。顔つきだけでは判断できないかもしれないけど・・・おそらくオスだね。“釣れちゃった”イワナだけど、釣果は釣果?

こんな事もあるんだね・・・ナンとも珍しい釣れ方だったけど、イワナも随分と素早く泳ぐ事ができるんモンだねって再確認した釣行でした。



’05.7.2(土曜日) 渡良瀬川支流 K川(水温18度) 曇り時々晴れ
渓に立ったのは14時半頃。今日は2週間前と同じ渓、K川に来てみた。

前回の釣行時にかなりの魚影を確認できたのだが、その殆どの魚がルアーを通すと逃げてしまったので、実はこの2週間で私なりに対策を考えてみたので、今日はそれを試してみたかったのだ。

魚影が濃かったポイントから入渓。水温を測ると18℃もあった。

まずは普段使うミノーより若干小さいサイズで黒・オレンジベリーというカラーのミノー(SIN Minnow ST-40)を結び釣り始めた。対策第一弾である。
第一投・・・早速ヒットしたが、これはチビヤマメ。しかしチビとはいえルアーに喰い付いたという事で「反応としては良いのかな?」と思い使い続けると、まずまずのサイズの魚のチェイスを確認。
しかしその後しばらく遡行する間にチビばかりがヒットするのでトリプルフックが付いてるミノーでは可愛そうになりマイクロスプーンに交換。対策第二弾。だが、このマイクロスプーンでは魚が逃げていくばかり・・・(汗)
という事で対策第三弾、小さめなスピナーを投入! しばらく遡行する間にチビヤマメ数匹がヒット。このスピナーはシングルフックに交換してあるのでスムーズにリリースできた。

そこそこ水深のあるプールで写真右のイワナがヒット。やっと渓魚の写真を撮る事ができた。

マウスカーソルを乗せると写真が変わります
イワナの写真を撮った辺りから新しそうな足跡を発見したので枝沢に行ってみた。

上流で伐採してる影響か、少ない渓の流れは少々濁っていた。水温17℃。

釣り始めていきなり岩陰からスピナーを追う魚影が・・・しかしUターンされてしまった。その後僅かな区間釣り上がってやっと1匹ヒットさせる事ができた。

今回は普段使ってるルアーより小さめな物であまり光らない物を使ってみました。途中から先行者の足跡があったのでナンとも言えませんが、渇水してる状況だと今日使ったような小さく光らないルアーは“釣れそう”な気がしました。この“釣れそう”と思えるのは意外と大事な事ではないでしょうか。。。


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